「カラーバターで髪を染めたいんだけど、髪が痛むのは嫌」
髪のダメージが気になる人も多いと思いますが、カラーバターは約90%がトリートメント成分なので、染めても髪が痛むことはほぼありません。
それでもカラーバターで染めた後に、髪が痛んでいるように感じる人がいると思います。
そんな人はもしかしたらカラーバターで染める前に、ブリーチしていませんか?
ブリーチしておくと、カラーバターで染めた時の発色が良くなりますが、髪に大きなダメージを与えてしまうんですよ。
もし明るい髪色にしたいならブリーチは必須ですから、髪のダメージにも注意して染めてくださいね。
カラーバターで髪が痛むことはあまり無い
カラーバターは約90%がトリートメント成分なので、染めたからといって髪が痛むようなダメージにはなりません。
なぜなら、カラーバターは髪の表面をコーティングするように染めるからです。
むしろ、カラーバターの発色を良くするために、ブリーチをしたせいで髪が痛むことの方が多いです。
ちなみに明るい髪色にしたい場合は、ブリーチしないと思い通りの色に染まらないので注意したほうがいいですよ。
カラーバターが染まる原理は?
カラーリングは大きく分けると4つに分類され、カラーバターは半永久染毛料になります。
- 永久染毛剤:アルカリカラー(一般的なヘアカラー)
- 徐染性染毛料:カラートリートメント
- 脱色剤:ブリーチ
- 半永久染毛料:酸性カラー・ヘアマニキュア・カラーバター
このうち1~3は地毛の色が変わりますが、髪のダメージを与えてしまいます。
4の半永久染毛料は、地毛の色を明るくすることはできませんが、髪のダメージは少ないです。
なお、カラーバターが染まるのは、髪の表面に染料を塗っているから。
一般的なヘアカラーの場合は、髪のキューティクルを開き、髪の内部に色素を入れて染め上げています。
ただし、キューティクルを開くということは、髪にダメージを与えることになります。
一方のカラーバターは、髪の表面をコーティングしているだけなので、ダメージは少ないんですよ♪
しかもカラーバターは約90%がトリートメント成分なので、髪をケアしながら染めることができます。
ちなみに、ヘアマニキュアとカラーバターとでは、染料の浸透具合が違ってきます。
ヘアマニキュアは酸性染料でマイナスの電荷を、カラーバターは塩基性染料はプラスの電荷を持っています。
髪の表面はマイナスの電荷があり、ヘアマニキュアだとマイナス同士で浸透しにくいために有機溶剤が必要になります。
ですが、有機溶剤が髪の油分を奪ってしまうため、ヘアマニキュアだと髪がパサつきやすいんです。
逆にカラーバターはプラスの電荷なので、プラスとマイナスが引き合って染料が浸透しやすく、髪のダメージも少ないんですよ。
カラーバターで髪が痛むことはあるの?
カラーバターを使っても、髪へのダメージはほとんどありません。
カラーバターを販売している、エンシェールズの公式Twitterも「カラーバターはトリートメントそのもの」とツイートしています。
カラーバターは約90%がトリートメント成分なので、髪が痛む人は少ないはず。
「髪が痛んだ」との口コミも見かけますが、おそらくは、カラーバターを使う前にブリーチしたことが原因だと思われます。
カラーバターは髪の表面に色素を付着させて色を出しているので、黒髪の上からだと、どうしても発色しません。
そのため、カラーバターの色味を引き出すには、あらかじめブリーチして脱色しておく必要があります。
髪が痛んだと感じるのは、ブリーチしたことが原因で、すでに髪がダメージを受けていたからでしょうね。
カラーバターよりも、ブリーチすることによって髪を痛めてしまう
カラーバターで髪が痛むのではなく、その前に行うブリーチによって髪が痛んでしまいます。
何故なら、髪の表面にあるキューティクルにダメージを受け、キューティクルが開いたままの状態になってしまうから。
カラーバターは直接的な原因ではなく、ほぼ全てがブリーチによるものです。
だけど、ブリーチは悪いことだけではなく、ブリーチすることでカラーバターの色味が出やすくなる効果があります!
ブリーチを適度に繰り返すと、ヘアカラー本来の色が髪の毛に入りやすくヘアカラーの発色が期待できます!
ブリーチすると髪のキューティクルがダメージを受けて痛んでしまう
ブリーチの仕組みがこちら↓
ブリーチは、1剤のアルカリ剤と2剤の過酸化水素水を混ぜ合わせてから、カラーと同様に髪の毛に塗布していきます。
1剤のアルカリ剤は、髪の毛の外側にあるキューティクルを開かせる役割を果たすと言われています。
そして、1剤で2剤の過酸化水素水を分解し酸素を発生させ、発生した酸素が、髪の毛の色を出しているメラニン色素を分解することで、髪の毛の脱色ができるとされているのです。
参考:肌らぶ
ただし、ブリーチをすると髪の表面にあるキューティクルが開いてダメージを受けてしまいます。
というのも、キューティクルが開いたままの状態になり、髪の内部にある成分などが流れ出てしまうんです。
成分が流れ出てしまった髪の毛は【栄養不足・枝毛・切れ毛】ができやすくなり、パサついた髪になります。
髪の毛は一度ダメージを受けると、元の状態に戻すのがとても難しいので、トリートメントでしっかりケアしましょう。
ブリーチすることでカラーバターの色味が出やすくなる
ブリーチをするメリットは、カラーの幅が広がるところ。
- デザインカラーが出来る
- 明るい髪色にできる
- カラーバターの色味を出しやすくする
ブリーチすることで、髪の毛の色を出しているメラニン色素を分解し、脱色していきます。
しかもブリーチを繰り返すことで、髪の毛がどんどん白に近い色味になり、カラー剤がキレイに発色していくんですよ。
キューティクルも開いた状態になり、髪の内部も染まりやすくなるので、色もちも良くなるんです♪
カラーバターは髪の表面をコーティングして染めていますが、髪が黒い状態だと、思ったような色に染まってくれません。
絵の具を混ぜるのと一緒で、黒色の紙に明るい絵の具をおくと、どうしても明るい色にはなりません。
もし白色の紙だったら、きれいに明るい色が出せますよね。
つまりは、ブリーチして髪の色を白に近づけるほど、カラーバターの色が出やすくなるわけです。
髪を痛めたくない人向け、カラーバターをノーブリーチで使った場合の染まり方!
「髪のダメージが気になるから、ブリーチはしたくない。でもカラーバターで染めてみたい」
そんな人は、まずノーブリーチでカラーバターを使用してみるのはいかがでしょうか?
黒髪から明るい色にしたい場合はブリーチは必須ですが、ほんのり色が変わるくらいでOKなら試してみるのもいいかも。
また、カラーバターは髪が痛んだ部分が染まりやすいため、それを利用して黒髪の毛先だけに染める方法もありますよ。
けど、実際どのくらい髪が染まるか分からないと不安ですよね。
そんな時は、ANCELS(エンシェールズ)の公式サイトが公開しているYouTube動画をチェックしてみてください。
どれくらい色が染まるのかの目安になりますよ♪
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